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お知らせ

2021年2月の有効求人件数を発表いたしました。

データサラダで収集分析している日次有効求人件数※の2月集計値をプレスリリースいたしました。

2021年2月における全国の有効求人件数は1,099,076件となりました。前月比は+1.2%と2カ月連続でプラスになり、前年比も▲15.0%と1月の▲16.3%から+1.3%pt上昇しました。

有効求人件数は2021年1月、2月ともにプラスを示していますが、これは季節要因によるものと考えています。有効求人件数と同様の動きを示す厚生労働省「職業安定業務統計」の有効求人数(原数値)について、コロナ禍前における前月比平均(期間:2010~19年)を算出すると、1~3月は大幅なプラスを示していることが分かります。
これと比較すると、2021年の1月と2月は前月比プラスにはなりましたが、その伸びは大きくはありません。また求人件数の「対2019年同月比」をとると、2月は▲23.8%となり、1月の▲23.2%から若干ながら低下しています。この点からも、求人の回復が鈍化していることが推察されます。

プレスリリース資料:
http://www.kerc.or.jp/report/2021/03/3420212.html

※データサラダでは、ハローワークインターネットサービスより就業地別求人情報の掲載件数を毎日取得し、日次で「就業地別有効求人件数」を掲載しています。月次集計値は、各月における有効求人件数の最大値をとったもので、月次での傾向の把握が可能です。なお、本指標の特徴は、厚生労働省公表の統計より1カ月ほど早く傾向をつかめる即時性と、求人を出した企業の所在地ではなく、実際の求人がある就業地の値を捉えている点にあります。

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