2020年11月の宿泊稼働指数を発表いたしました。
データサラダで収集分析している日次宿泊稼働指数※の11月集計値をプレスリリースいたしました。
2020年11月における全国の宿泊稼働指数は51.0となり、前月の41.3より9.7pt高い水準となりました。2020年4月を底にして7カ月連続で改善しています。
前年差は▲12.0ptと、2020年2月以降で低下幅が最も小さくなりました。一部地域において新型コロナウイルスの感染が再度拡大し、第3波が訪れていますが、月次ベースでは全国的に回復が持続しました。前年同月比がコロナ禍前となる2019年11月を上回る地域も12県みられました。
一方、日次の動きをみると11月からの感染拡大第3波を受けて、11月21日(土)~23日(月)の三連休をピークとして、以後は下降に転じています。この三連休は、各地で軒並み新型コロナ以降の最高水準を記録しましたが、早期に第3波が訪れた北海道では、三連休の稼働上昇はみられませんでした。
Go Toトラベルキャンペーンにより、旅行客の動きがみられていましたが、直近では感染拡大の影響で低調になりつつあります。
プレスリリース資料:
http://www.kerc.or.jp/report/2020/12/127202011-1.html
※日次宿泊稼働指数は、宿泊予約サイトのデータを収集整理して、日次の空室の水準を九経調独自に数値化したものです。7月も、5月~6月に続いて休業するホテルや旅館が相次いだため、宿泊予約サイトの空室数が急速に減ることとなりました。そこで、これらの休業施設を除いた指数の算出を過去に遡って「特別集計」として掲載しています。ビッグデータの「新型コロナウイルス」コーナーに掲載しておりますのでご注意ください。
12/9長崎新聞で取り上げられました。
https://www.nagasaki-np.co.jp/kijis/?kijiid=709254146174861312