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お知らせ

2020年7月の宿泊稼働指数を発表いたしました。

データサラダで収集分析している日次宿泊稼働指数※の7月集計値をプレスリリースいたしました。

2020年7月の全国の稼働指数は20.0となり、前年同月差▲34.4の低い水準となりました。ただし、前月の17.8から2.2pt改善し、2020年4月を底に3カ月連続で改善しました。
前月差を地域ブロック別にみると、南関東と近畿がそれぞれ▲4.7pt、▲1.6ptとマイナスになりましたが、そのほかの10ブロックはプラスとなっています。特にプラス幅が大きいのは沖縄(+12.4pt)、北海道(+11.2pt)で、10pt以上改善しています。その結果、指数の水準の上位は、北海道(34.2)、四国(29.2)、沖縄(28.7)、九州(28.4)、甲信越(28.3)などと、地方での改善が顕著にみられています。

また、日次の動きをみると、四連休(7/23-26)での全国の稼働指数が25.0を超え、コロナ禍以降でもっとも高水準となり、7月の改善を牽引しました。さらに、例えば九州では、由布市85.0、恩納村83.0、指宿市82.3などとなり、行楽地ではコロナ禍前に迫る高水準となる地域も散見されるようになっています。まだ、例年よりも低い水準ではありますが、観光需要を喚起するキャンペーンの効果がみられているといえます。

プレスリリース資料:http://www.kerc.or.jp/report/2020/08/85.html

※日次宿泊稼働指数は、宿泊予約サイトのデータを収集整理して、日次の空室の水準を九経調独自に数値化したものです。7月も、5月~6月に続いて休業するホテルや旅館が相次いだため、宿泊予約サイトの空室数が急速に減ることとなりました。そこで、これらの休業施設を除いた指数の算出を過去に遡って「特別集計」として掲載しています。ビッグデータの「新型コロナウイルス」コーナーに掲載しておりますのでご注意ください。

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