2020年12月の有効求人件数を発表いたしました。
データサラダで収集分析している日次有効求人件数※の12月集計値をプレスリリースいたしました。
2020年12月における全国の有効求人件数は1,077,617件となりました。前月比は▲0.5%と、2020年6月以来、6カ月ぶりにマイナスとなりました。前年比は▲20.5%となり、11月の▲21.3%から+0.8%pt改善しました。
有効求人件数は新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年3月から5月にかけて前月比▲5%を下回る大幅な減少が続きました。その後も、6月は微減となりましたが、7月から11月までは経済活動の本格化に伴って求人件数が回復しました。12月は例年、求人件数が前月より減少する月であり、本年も若干の減少となりましたが、前年比が改善していることから、7月以降の回復基調は継続していると考えられます。
プレスリリース資料:
http://www.kerc.or.jp/report/2021/01/16202012.html
※データサラダでは、ハローワークインターネットサービスより就業地別求人情報の掲載件数を毎日取得し、日次で「就業地別有効求人件数」を掲載しています。月次集計値は、各月における有効求人件数の最大値をとったもので、月次での傾向の把握が可能です。なお、本指標の特徴は、厚生労働省公表の統計より1カ月ほど早く傾向をつかめる即時性と、求人を出した企業の所在地ではなく、実際の求人がある就業地の値を捉えている点にあります。