2020年7月の有効求人件数を発表いたしました。
データサラダで収集分析している日次有効求人件数※の7月集計値をプレスリリースいたしました。
2020年7月の全国の有効求人件数は991,609件となり、前月比+4.1%と8カ月ぶりに増加しました。前年比は▲28.2%となり、若干の改善となりました。
新型コロナウイルスの感染拡大により、2020 年3月から5月にかけて前月比▲5%超の大幅な減少が続き、6月には緊急事態宣言の解除によって経済活動が徐々に再開したことから下げ止まりがみられていましたが、7月から増加に転じることとなりました。
地域ブロックでは12のすべてのブロックで、都道府県では46都道府県でプラスとなり、沖縄、北関東、四国などでは5%以上の増加となりました。一方、南関東、東海、近畿といった三大都市圏は、8カ月ぶりに増加に転じましたが、プラス幅は3〜4%程度と相対的に低い状況にあります。
プレスリリース資料:http://www.kerc.or.jp/report/2020/08/8420207.html
※データサラダでは、ハローワークインターネットサービスより就業地別求人情報の掲載件数を毎日取得し、日次で「就業地別有効求人件数」を掲載しています。月次集計値は、各月における有効求人件数の最大値をとったもので、月次での傾向の把握が可能です。なお、本指標の特徴は、厚生労働省公表の統計より1カ月ほど早く傾向をつかめる即時性と、求人を出した企業の所在地ではなく、実際の求人がある就業地の値を捉えている点にあります。